ペリカンズのスーパースター、アンソニー・デイビスの周囲が騒がしいです。
ここ最近、レイカーズ行きの噂が絶えないAD。セルティックス行きも噂されています。
そこで今回は、アンソニー・デイビスの移籍騒動についてまとめました。
ADはペリカンズにとどまるのか?移籍するのか?移籍するとしたらどこに移籍するのか?大注目です!
【最新】アンソニーデイビスのレイカーズ移籍が決定!
ついにアンソニー・デイビスがレイカーズへ移籍しました!
BREAKING: Anthony Davis is headed to the Lakers for Lonzo Ball, Brandon Ingram, Josh Hart and 3 1st round picks, including No. 4 overall pick in 2019 draft, per @wojespn pic.twitter.com/VG2awYQtBt
— Bleacher Report (@BleacherReport) 2019年6月15日
レイカーズは、ロンゾ・ボール、ブランドン・イングラム、ジョシュ・ハートに加え、ドラフト1巡目指名権3枠をペリカンズに譲り、ADを獲得しました。
プレーオフ進出を逃したレイカーズが多くの代償を払って、リーグ最強のビッグマンの獲得に成功しました。
来シーズンのレイカーズに注目です!
アンソニーデイビスのレイカーズ移籍騒動まとめ!
Anthony Davis doesn’t see extra $87.3M offered in supermax extension as factor in future with Pelicans, per @TheAthleticNYC pic.twitter.com/sBqaJcGv0d
— Bleacher Report NBA (@BR_NBA) 2018年12月21日
アンソニーデイビスの移籍騒動は今に始まったわけではないですが、2018年オフくらいから話題になっている移籍騒動を少しまとめてみました。
アンソニーデイビスが代理人を変更
アンソニーデイビスは2018年オフに代理人を変更しました。
We officially welcome @AntDavis23! pic.twitter.com/2rxOQG058f
— Klutch Sports Group (@KlutchSports) 2018年9月23日
これまでサド・フォウチャーという方がADの代理人を務めていました。
その契約を切ってリッチ・ポールという代理人と契約しました。
ポールはレブロンの代理人も務めています。そのため「ADがレイカーズに移籍するのでは?」という噂が出ました。
ポールはレブロンの他にもジョン・ウォールやベン・シモンズやトリスタン・トンプソンなどの代理人も務めている優秀なエージェントです。
ADの代理人変更でレイカーズ行きを考えるのは早すぎですが、期待してしまうのもわかります。
代理人変更は何かが変わる布石なのでしょうか?
ポールピアースがアンソニーデイビスの移籍の可能性を語る
2018年9月にセルティックスなどで活躍したレジェンドのポール・ピアースがアンソニー・デイビスの移籍について語っています。
Paul Pierce, Anthony Davis hakk?nda: “E?er bu y?l i?ler New Orleans’ta iyi gitmezse, y?l sonunda onu orada goremeyeceksiniz. Bunu size garanti ediyorum. Bu durumda da Celtics ya da Lakers onu kadrosuna katmak icin elinden geleni yapacakt?r.” pic.twitter.com/riWtmoMnvH
— Do Deka (@dodekabasket) 2018年9月13日
Anthony Davis is reportedly changing agents…to work with Rich Paul. Who also represents LeBron. Is that Something, Nothing or Everything?
Also: Lonzo’s new shooting motion and @PaulPierce34 says he’s got a better chance at an NBA comeback than Andrew Bynum 😬 pic.twitter.com/BfosnF2anY— Rachel Nichols (@Rachel__Nichols) 2018年9月12日
「今シーズン、ニューオーリンズで勝率5割あるいはプレーオフチームと呼べない状況になれば、ADはペリカンズにはいないだろう。レイカーズやセルティックスが全力で獲得に動くだろう。約束する。」
ピアースはこのように話しています。
ADはまだ25歳。これから全盛期を迎えるADを獲得できるとしたら、優勝を狙うチームは全力で取りに来るでしょうね。
レブロンがアンソニーデイビスとの共闘についてコメント
LeBron and AD met for dinner after their matchup in LA, per @ChrisBHaynes 👀https://t.co/qvpNBgzv82 pic.twitter.com/rpSY5XD5IZ
— Bleacher Report (@BleacherReport) 2018年12月22日
レブロンは12月中旬に「ESPN」のインタビューで「ADがチームメイトになったら?」という質問に対し
「最高だね。素晴らしいと思う。信じられないくらいすごいことになるだろうね」
と答えました。
この発言がADのレイカーズ移籍をさらに過熱させてしまいました。
ペリカンズのアルビン・ジェントリーヘッドコーチはこの発言に対し「われわれはデイビスをトレードしない」と述べた上で「あれはタンパリングだ。」とレブロンの発言を批難しました。
一連の報道を受け、レブロンはインタビューで「一般論を語っただけでAD個人について話したわけではない」と説明しました。
確かに誰だって「ADがチームメイトになったら?」なんて質問をされたらレブロンのようなコメントをしますよね。
スター選手はこういった発言も話題になってしまって大変ですね。
ケビンガーネットがアンソニーデイビスに助言?
2018年のクリスマスゲームを前に興味深い話が浮上しました。
レジェンドのKGことケビン・ガーネットがアンソニー・デイビスにある助言をしたとのこと。
KG thinks Anthony Davis should punch his ticket out of New Orleans ?? pic.twitter.com/HLCAjF2T4g
— NBA on ESPN (@ESPNNBA) 2018年12月24日
「彼が無駄な日々を過ごしているとは言いたくないが、あそこでは(優勝を狙える)時が来るとは思えない。彼はチャンピオンシップを狙えるチームへと移籍し、別の選手と共にプレーすべきだ。ニューオーリンズではもう十分プレーしてきた。今こそ変化する時。実行するなら今が一番だ。」
ミネソタで12シーズン一生懸命プレーして、シーズンMVPも獲得したKG。
しかし、プレーオフでは常に1回戦負け。2004年にカンファレンスファイナルまで勝ち進むも敗退。その次のシーズン以降はプレーオフにすら進出できずに移籍を決断しました。
KGは2007年オフにセルティックスに移籍し、ポール・ピアース、レイ・アレンとBIG3を結成。移籍初年で悲願の優勝を果たしました。
ADのような経験をしてきたKGの意見はすごく説得力があります。
「このままだとミネソタ時代の俺のようになるぞ!早く優勝できるチームに移籍しろ!」というメッセージですね。
アンソニーデイビスはペリカンズで優勝できる?
Doing it BIG… what are YOUR expectations for the @PelicansNBA this upcoming NBA season? #ThisIsWhyWePlay #NBAMediaDay pic.twitter.com/qy6Euvg8Fz
— NBA (@NBA) 2018年9月26日
アンソニー・デイビスの移籍が決まったわけではないですが、このままペリカンズに残留したとしてペリカンズで優勝できるのでしょうか?
個人的にはペリカンズが優勝できる戦力があるとは全く思えません。
唯一ガードのドリュー・ホリデーはそれなりに計算できそうですが、そのほかの選手は少し疑問です。
・エルフレッド・ペイトン
・ジュリアス・ランドル
・イートワン・モア
・二コラ・ミロティッチ
・イアン・クラーク
・ジャリル・オカフォー
いい選手は揃ってますが、プレーオフ進出が精一杯といった印象です。
ペリカンズが優勝に絡むには、スター選手をあと2人は呼びたいところです。今のペリカンズにその魅力があるかというと疑問ですね。
アンソニーデイビスの契約状況
アンソニー・デイビスは2015年にペリカンズと5年1億4500万ドル(約163億円)のマックス契約を結んでいます。ADは2020-21シーズンまでペリカンズの契約下にあります。
ADは2020年オフにプレーヤーオプションを破棄して制限なしフリーエージェントになることができる権利を持っています。そのタイミングで優勝候補のチームへと移籍するのも1つの手段です。
それでも、ピアースやガーネットが話すように今シーズンの成績が悪いとトレードを要求する可能性があるでしょう。
ペリカンズが一番良い条件を提示できる!
金銭面でいうとペリカンズがスーパーマックス契約という一番条件の良い提示ができます。
ADはNBA選手の中でも数少ないNBA最高峰の契約形態であるスーパーマックス契約の条件を満たしています。
ADは2019年オフにペリカンズと5年2億3,500万ドル(約263億2,000万円)のスーパーマックス契約を結ぶことができます。この条件を提示できるのはペリカンズのみです。
金銭面だけで言うとペリカンズが圧倒的に有利です。
ADは2018年12月に「Yahoo Sports」へのインタビューで「金銭ではない」と話しています。
「僕はお金よりもレガシーを手に入れたい。僕のことを尊敬してくれる小さな子どもたちに、ADのレガシー(コートで残した功績)を伝えたいんだ。このコミュニティーと、良きチームメートと共にハードにプレーし、チャンピオンシップを勝ち取ること、それが僕にとって最も重要なことなんだ。確かにお金はとんでもないもの。でも僕は、お金よりもレガシーが重要だ。僕のレガシーというのは、毎回戦って勝利していくことになると思ってる」
この発言はペリカンズにとって耳の痛い話です。ADはお金よりも勝利を優先しているのでしょう。優勝が狙えるチームに移籍する可能性は高いと予想します。
アンソニーデイビスの移籍候補はレイカーズとセルティックス
NBA Rumors: The Celtics Have An Edge Over The Lakers In Anthony Davis Trade
https://t.co/F77UtoVfEt pic.twitter.com/9esutLX9SY
— NBA All Access (@nballaccess) 2018年12月25日
現時点でADの移籍先候補として有力なのがレイカーズとセルティックスです。
レイカーズ
Everything the Lakers are doing is geared towards landing Anthony Davis.https://t.co/dRykwbmNsb pic.twitter.com/TCCmTIEsjp
— Basketball Forever (@Bballforeverfb) 2018年12月17日
個人的に一番実現してほしいのがレイカーズ行き。レブロンとの強力デュオ結成です。
レブロン移籍初年度はプレーオフでの好成績を目指していたレイカーズ。シーズンが始まると予想以上の躍進で優勝に狙いを定めたとも言われています。
これまでPG13、レナード、カズンズといった大物選手の移籍が噂されていましたが、どれも実現しませんでした。レイカーズがAD獲得に本気を出せば、イングラム、ハート、KWC、ボール、クーズマといった若手有望株を複数手放す覚悟もあるでしょう。
個人的にはクーズマは絶対に残してほしいですが。
レブロンの年齢を考えると1年も無駄にできないと思うのがフロント側。
レイカーズが6シーズン連続で平均20得点10リバウンド2ブロック以上を記録するADを獲得できたら優勝候補に一気に名乗り出ることでしょう。
セルティックス
Celtics have been “hawking Anthony Davis for years,” want to pursue a trade by next season’s deadline, per @wojespn 👁https://t.co/cz0vvnefVE pic.twitter.com/KvbL1Q0B5U
— Bleacher Report (@BleacherReport) 2018年12月18日
現時点ではレイカーズが最有力、ライバルとしてセルティックスが挙がっています。
セルティックスはドラフト1巡目指名権を複数所有しているため、AD獲得ができるならば複数のドラフト権と有望な若手選手を手放す可能性もあります。
セルティックスも優勝を狙える戦力が揃っているため、ADにとっても魅力的な移籍先と言えます。
ペリカンズもADを放出するとなると強気に出てドラフト権に加え、テイタム、ブラウン、スマート、ロジアーなどの若手有望株の獲得に乗り出すでしょう。
恐らくテイタムだけは手放したくないセルティックス。話はこじれそうです。
【1/28更新】アンソニーデイビスがペリカンズにトレード要求
2019年1月28日にアンソニーデイビスがペリカンズにトレード要求をしたという報道が流れました。
Anthony Davis has requested a trade and told the Pelicans he has no intention of signing an extension if offered, per @wojespn pic.twitter.com/jyOyRD2B4n
— Bleacher Report (@BleacherReport) 2019年1月28日
混戦のウエストでペリカンズは徐々に順位が下がり、プレーオフ進出が厳しい状況となっています。
代理人のリッチ・ポールは
「アンソニーは、コンスタントに勝利を収められ、優勝を競い合うことのできるチームへのトレードを希望している」
と話しています。
移籍先の最有力にレイカーズが挙げられています。
対抗としてセルティックス、バックス、ラプターズ、シクサーズなどの名前が挙がっています。
しかし、セルティックスはNBAの規定によりカイリー・アービングとADを同時に契約することができません。セルティックスがADと契約するためにはカイリーを放出するか2019年オフに新たに契約を結び直す必要があります。
レイカーズは魅力的なヤングコアが揃っており、ペリカンズにも魅力的なオファーができるチームです。
This was the Lakers’ first offer for AD 👀 (via @wojespn) pic.twitter.com/Mt96ykH82o
— ESPN (@espn) 2019年2月2日
AD獲得となれば、レイカーズは多くの犠牲を払ってでも獲得に動くでしょう。
レイカーズとしては2月8日のトレードデッドラインまでにADを獲得したいと思っています。
もし、トレードデッドラインまでにADが動かなければ、セルティックスをはじめ、他のチームにもオファーのチャンスが出てきます。
Anthony Davis would sign a long-term deal with these teams, per @ShamsCharania:
– Lakers
– Knicks
– Bucks
– Clippers pic.twitter.com/GXd4rIvA0K— Bleacher Report (@BleacherReport) 2019年2月4日
噂では、レイカーズ、ニックス、バックス、クリッパーズのどこかと長期契約を結ぶだろうと報道されています。
ADはこれまで1試合平均29.3得点13.3リバウンド4.4アシスト1.7スティール2.6ブロックを残しており、ペリカンズで十分すぎる活躍をしています。それでも勝利に結びつかない状況でついに動いたということです。
ADのトレードは成立せず残留が決定
ADの獲得に名乗りをあげていたレイカーズですが、ペリカンズが全然乗り気ではないことで諦めた模様です。
The Pelicans plan to “allow” AD back into the lineup for the rest of the season, per @wojespn pic.twitter.com/AgulhQ9t9b
— Bleacher Report (@BleacherReport) 2019年2月8日
レイカーズは信じられないほどのビッグオファーを複数提示していましたが、ペリカンズは放出の意志を示さず。
結局ADは今シーズン中ペリカンズに所属することになりました。
こんなに騒動になったあとペリカンズでプレーするのが気まずそうですが(笑)
オフには優勝を狙うチームが複数オファーを提示して、ADがどこかのチームに動くと思われます。
【5/19更新】ドラフト1位指名権を獲得しても移籍を希望
5月15日に行われたドラフトロッタリーでペリカンズが1位指名権を獲得しました。
ペリカンズが1位指名権を獲得できる可能性はわずか6%という中での獲得でした。
これで、ドラフト1位確実と言われているザイオン・ウィリアムソンはペリカンズが指名することが確実となりました。
このことにより、ADの気持ちが変わってくれることを望んでいるペリカンズですが、ADの気持ちは変わらずトレードを希望しているようです。
Anthony Davis’ stance on being traded has not changed after the Pelicans won No. 1 overall pick, per @ShamsCharania pic.twitter.com/PkWv81twe5
— Bleacher Report NBA (@BR_NBA) 2019年5月15日
ADの移籍はほぼ確実です。しかし、ペリカンズはドラフト1位を引き当てたことでADとのトレードで有望な選手を獲得できる魅力的なチームになっています。
補強次第では、若手中心の良いチームに変貌を遂げるかもしれません。
【5/16更新】ADがついにレイカーズへ移籍!
本記事冒頭ご紹介しましたが、ADがついにレイカーズに移籍しました!
これで、レブロンとADによるリーグ屈指の最強コンビが成立しました。
.@KingJames approves 👀 pic.twitter.com/ifcQVYoerF
— Bleacher Report (@BleacherReport) 2019年6月16日
レイカーズは優勝に向けてさらに補強してくるでしょう。
一方ペリカンズは、ザイオン・ウィリアムソンを指名し、若手有望選手が揃いました。将来が楽しみなチームとなりました。
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