NBAのレギュラーシーズンで一番活躍した選手に贈られるシーズンMVP。
これまでに多くのスター選手がシーズンMVPを受賞してきました。
この記事では、1シーズンに1人しか選出されないNBAのシーズンMVPの歴代受賞者を一覧でご紹介します。
長いNBAの歴史の中でどの選手が最も多くシーズンMVPを受賞したのでしょうか?
では、早速見ていきましょう!
NBAシーズンMVP歴代受賞者
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— NBA (@NBA) 2019年6月25日
NBAのシーズンMVPは1955-1956年シーズンから導入されました。
シーズンMVP受賞者は以下の通りです。
年 | 名前 | チーム |
---|---|---|
55–56 | ボブ・ペティット | セントルイス・ホークス |
56–57 | ボブ・クージー | ボストン・セルティックス |
57–58 | ビル・ラッセル | ボストン・セルティックス |
58–59 | ボブ・ペティット | セントルイス・ホークス |
59–60 | ウィルト・チェンバレン | フィラデルフィア・ウォリアーズ |
60–61 | ビル・ラッセル | ボストン・セルティックス |
61–62 | ビル・ラッセル | ボストン・セルティックス |
62–63 | ビル・ラッセル | ボストン・セルティックス |
63–64 | オスカー・ロバートソン | シンシナティ・ロイヤルズ |
64–65 | ビル・ラッセル | ボストン・セルティックス |
65–66 | ウィルト・チェンバレン | フィラデルフィア・セブンティシクサーズ |
66–67 | ウィルト・チェンバレン | フィラデルフィア・セブンティシクサーズ |
67–68 | ウィルト・チェンバレン | フィラデルフィア・セブンティシクサーズ |
68–69 | ウェス・アンセルド | ボルチモア・ブレッツ |
69–70 | ウィリス・リード | ニューヨーク・ニックス |
70–71 | ルー・アルシンダー | ミルウォーキー・バックス |
71–72 | カリーム・アブドゥル=ジャバー | ミルウォーキー・バックス |
72–73 | デイブ・コーウェンズ | ボストン・セルティックス |
73–74 | カリーム・アブドゥル=ジャバー | ミルウォーキー・バックス |
74–75 | ボブ・マカドゥー | バッファロー・ブレーブス |
75–76 | カリーム・アブドゥル=ジャバー | ロサンゼルス・レイカーズ |
76–77 | カリーム・アブドゥル=ジャバー | ロサンゼルス・レイカーズ |
77–78 | ビル・ウォルトン | ポートランド・トレイルブレイザーズ |
78–79 | モーゼス・マローン | ヒューストン・ロケッツ |
79–80 | カリーム・アブドゥル=ジャバー | ロサンゼルス・レイカーズ |
80–81 | ジュリアス・アービング | フィラデルフィア・セブンティシクサーズ |
81–82 | モーゼス・マローン | ヒューストン・ロケッツ |
82–83 | モーゼス・マローン | フィラデルフィア・セブンティシクサーズ |
83–84 | ラリー・バード | ボストン・セルティックス |
84–85 | ラリー・バード | ボストン・セルティックス |
85–86 | ラリー・バード | ボストン・セルティックス |
86–87 | マジック・ジョンソン | ロサンゼルス・レイカーズ |
87–88 | マイケル・ジョーダン | シカゴ・ブルズ |
88–89 | マジック・ジョンソン | ロサンゼルス・レイカーズ |
89–90 | マジック・ジョンソン | ロサンゼルス・レイカーズ |
90–91 | マイケル・ジョーダン | シカゴ・ブルズ |
91–92 | マイケル・ジョーダン | シカゴ・ブルズ |
92–93 | チャールズ・バークリー | フェニックス・サンズ |
93–94 | アキーム・オラジュワン | ヒューストン・ロケッツ |
94–95 | デビッド・ロビンソン | サンアントニオ・スパーズ |
95–96 | マイケル・ジョーダン | シカゴ・ブルズ |
96–97 | カール・マローン | ユタ・ジャズ |
97–98 | マイケル・ジョーダン | シカゴ・ブルズ |
98–99 | カール・マローン | ユタ・ジャズ |
99–00 | シャキール・オニール | ロサンゼルス・レイカーズ |
00–01 | アレン・アイバーソン | フィラデルフィア・セブンティシクサーズ |
01–02 | ティム・ダンカン | サンアントニオ・スパーズ |
02–03 | ティム・ダンカン | サンアントニオ・スパーズ |
03–04 | ケビン・ガーネット | ミネソタ・ティンバーウルブズ |
04–05 | スティーブ・ナッシュ | フェニックス・サンズ |
05–06 | スティーブ・ナッシュ | フェニックス・サンズ |
06–07 | ダーク・ノヴィツキー | ダラス・マーベリックス |
07–08 | コービー・ブライアント | ロサンゼルス・レイカーズ |
08–09 | レブロン・ジェームズ | クリーブランド・キャバリアーズ |
09–10 | レブロン・ジェームズ | クリーブランド・キャバリアーズ |
10–11 | デリック・ローズ | シカゴ・ブルズ |
11–12 | レブロン・ジェームズ | マイアミ・ヒート |
12–13 | レブロン・ジェームズ | マイアミ・ヒート |
13–14 | ケビン・デュラント | オクラホマシティ・サンダー |
14–15 | ステフィン・カリー | ゴールデンステート・ウォリアーズ |
15–16 | ステフィン・カリー | ゴールデンステート・ウォリアーズ |
16–17 | ラッセル・ウェストブルック | オクラホマシティ・サンダー |
17–18 | ジェームズ・ハーデン | ヒューストン・ロケッツ |
18-19 | ヤニス・アデトクンボ | ミルウォーキー・バックス |
※カリーム・アブドゥル=ジャバーはルー・アルシンダーから改名しています。
殿堂入りした選手や、殿堂入り確実な選手がずらりと並んでいます。
競争の激しいNBAでシーズンに1選手した選出されないことからも、シーズンMVPが名誉ある賞ということがわかります。
NBAシーズンMVP複数受賞選手
シーズンMVPを複数回受賞した選手をピックアップしました。
■最多受賞選手 6回
カリーム・アブドゥル=ジャバー 71,72,74,76,77,80
■5回
ビル・ラッセル 58,61,62,63,65
マイケル・ジョーダン 88,91,92,96,98
■4回
ウィルト・チェンバレン 60,66,67,68
レブロン・ジェームズ 09,10,12,13
■3回
モーゼス・マローン 79,82,83
ラリー・バード 84,85,86
マジック・ジョンソン 87,89,90
■2回
ボブ・ペティット 56,59
カール・マローン 97,99
ティム・ダンカン 02,03
スティーブ・ナッシュ 05,06
ステフィン・カリー 15,16
複数回シーズンMVPを受賞している選手は13名です。
最多選出は歴代得点ランキングで1位に君臨しているカリーム・アブドゥル=ジャバーです。ジャバーといえばスカイフックが有名です。
6回のNBA優勝、6回のシーズンMVP、2回のファイナルMVP、19回のオールスター出場を果たしており、バックスとレイカーズの永久欠番になっています。
連続受賞記録はビル・ラッセル、ウィルト・チェンバレン、ラリー・バードの3名が記録した3年連続受賞となっています。
唯一の満票MVP受賞はカリー
#KiaMVP @StephenCurry30 becomes 11th player (3rd guard joining @MagicJohnson & @SteveNash) to win #BackToBack MVP 🏆🏆 pic.twitter.com/gjBOL5tOuK
— NBA (@NBA) 2016年5月10日
2015-16シーズンのMVPに輝いたステフィン・カリーは投票全てで1位票を集めて史上初の満票MVP受賞となりました。
このシーズンのカリーは402本の3ポイントシュートを沈めるパフォーマンスを見せると、得点王、スティール王にも輝き、FG50%以上、3P40%以上、FT90%以上の50-40-90も達成しました。
Welcome to the 50-40-90 Club, @StephenCurry30! pic.twitter.com/TwIuAqFNI7
— NBA (@NBA) 2016年4月15日
チームは開幕24連勝からはじまり、シカゴ・ブルズが1995-96年に記録した72勝10敗を上回る73勝9敗という成績を収めて完璧なシーズンとなりました。
2連覇が確実視されていたNBAファイナルではキャバリアーズ相手に3勝1敗と王手をかけていましたが、ファイナル史上初の3連敗を喫し、連覇は果たせずに終わりました。
その年のオフにサンダーからケビン・デュラントを獲得し、恐ろしいチームが完成してしまいました。
MVPの発表方法や時期が変更に
2015-16年シーズンまでは、レギュラーシーズンが終わった数週間後にMVPの発表がありました。
しかし、翌シーズンからNBAの全日程が終了したタイミングでシーズンMVPが発表されることになりました。
なので、ファイナルMVPが発表された後にシーズンMVPが発表されるということです。
シーズンMVPは「NBAアウォードショー」という特番で発表されることになりました。この特番では、シーズンMVPの他に新人王、最優秀守備選手賞、シックスマン賞、MIP賞、年間最優秀ヘッドコーチ賞などの発表も同時に行われます。
まとめ
今回はシーズンMVP受賞者を一覧でご紹介しました。
MVPを受賞した選手の殿堂入りは間違いないですね。
MVP受賞者は個人成績に加えてチームの成績が評価に入ります。いくら活躍していてもチーム成績が悪いとMVP受賞は難しいです。
また、MVP受賞にはインパクトが必要だと考えます。レブロン・ジェームズは毎年MVP級の活躍をしていますが、その超人的な活躍が普通になっており、受賞を逃した年もありました。
MVP受賞者は個人成績、チーム成績、インパクトの3拍子が揃っている選手が受賞するケースが多いですね。
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