NBAの次世代のスター選手が眠るNBAドラフト。
ファイナルが終わった後のNBAファンのお楽しみイベントです。
この記事では、2022年のNBAドラフトの日程・仕組み・指名順・注目選手・放送予定をまとめました。
今年は豊作とは言われていませんが、上位指名予想の選手は活躍が期待されていますよ!
NBAドラフト2022の日程
NBAドラフト2022の日程は下記の通りです。
例年通り、今年も6月後半に開催されます。
ドラフトは、6月の第4木曜日に開催されるスケジュールとなっています。
開催時間は日本時間で午前8時30分スタートです。
会場は、バークレイズ・センター(ニューヨーク州ブルックリン)です。
八村塁選手がドラフトされた会場もバークレイズ・センターでした。
ドラフトが終了すると、サマーリーグ、FA解禁とオフシーズンのイベントが目白押しです!
NBAドラフトの仕組み
The New Era 🧢 makes it official! #NBADraft https://t.co/1vFEWhk8tC pic.twitter.com/gEB9AzyMMX
— NBA (@NBA) July 30, 2021
ここでは、NBAドラフトの仕組みをざっとまとめたいと思います。
NBAドラフトの概要
NBAドラフトはNBAチームがカレッジ選手や海外選手などの有望な選手を指名して交渉権を獲得するイベントです。
その年のファイナルが終了した数週間後の6月後半に行われます。
各チームがあらかじめ決められた順番通りに選手を1人ずつ指名していきます。
1巡目:1位~30位
2巡目:31位~60位
合計で60選手が指名されます。
もちろん、上位指名権を持っているチームが有力選手を獲得できる可能性が高いのですが、思わぬ発掘があるのも面白い所です。
上位指名されながらもNBAの舞台では活躍できず引退した選手、逆にドラフト2巡目やドラフト外の選手が大活躍するパターンは珍しくないです。
チームは将来自分のチームで活躍するフランチャイズプレイヤー候補を発掘する必要があります。
チームの数年後の未来が左右されるといっても過言ではない重要なイベントがNBAドラフトなのです。
NBAドラフトの指名権
ドラフトの指名権は、基本的に直近のレギュラーシーズンの勝率が低いチームに上位指名権が与えられます。
全30チームは以下のように振り分けられます。
しかし、ここで注意点が!
前のシーズンで30チーム中一番勝率が悪かったチームがドラフト1位指名権を獲得できるわけではないのです!
ポイントは「プレーオフに進出できなかった14チーム」の指名順位をどのように決めるかです。
以前は、勝率順に指名権を与えていました。
しかし、上位指名権を狙う再建チームがわざと負ける行為(タンク)をするようになったのです。
タンクを阻止する目的で、ドラフト指名順の見直しが入り現在の形となりました。
抽選は、「プレーオフに進出できなかった14チーム」による抽選となります。
これを「ドラフトロッタリー」と呼びます。
勝率順に確率が決まりますが、タンク対策として、1位〜3位までは14.0%と同確率です。
これで、最下位でも1位や2位など上位指名権が獲得できない仕組みになっています。
今シーズンの確率は以下の通り。
🍿 TONIGHT on ESPN 🍿
The #NBADraftLottery presented by State Farm results will be announced at 8pm/et, before BOS/MIA ECF Game 1 tips at 8:30pm/et! pic.twitter.com/6O4jO2eCkt
— NBA (@NBA) May 17, 2022
今シーズンの抽選の結果はこのようになりました。
シーズン30位 ロケッツ 4位指名権を獲得
シーズン29位 マジック 1位指名権を獲得
シーズン28位 ピストンズ 3位指名権を獲得
シーズン27位 サンダー 2位指名権を獲得
マジックが見事1位指名権を獲得し、シーズン最下位のロケッツは4位指名権という結果になりました。
NBAドラフトの資格
13th pick in 1996 NBA Draft.
1997 Slam Dunk Contest Winner.
5x NBA Champion.
Celebrate @Lakers #TeamDay with @kobebryant. pic.twitter.com/yf6AxdAYky
— NBA Draft (@NBADraft) 2018年8月29日
ドラフト資格は19歳以上かつ高校卒業後1年経過していることが最低条件になっています。
自動資格は以下の通りです。
<アメリカ国籍保持者>
1.大学4年次の資格を完了している
2.アメリカ高校卒業後に大学進学せずに4年経過
3.NBA以外のプロチーム所属歴
<アメリカ国籍不保持者/海外の選手>
1.ドラフト時点で22歳以上
2.NBA以外のプロチーム所属歴
このようになっています。
アーリーエントリーとは?
アーリーエントリーはドラフト60日前に選手自身が宣言してNBAドラフトに参加する制度です。
大学で活躍している選手がNBAを志望した場合に適用されます。
八村塁選手もこの制度でNBAドラフトに参加しています!
以前は高校卒業後のNBA入りができましたが、教育の観点などから最低でも大学に1年は通わなくてはならなくなりました。
高卒のNBAプレイヤーで有名なのがケビン・ガーネット、コービー・ブライアント、レブロン・ジェームズですね。
上記3選手は高卒プレイヤーの成功例ですが、まだNBA選手として未熟な選手もいたために2006年からNBA入りが1年遅くなりました。
近年は1年だけ大学に在学してアーリーエントリーをする「ワン&ダン」の選手が増えました。
大学では1年でいなくなるスター選手のリクルート合戦が過熱し、増収賄の容疑で逮捕者も出ました。
選手が1年でいなくなり継続な指導ができない大学側、1年は教育を受けてほしいNBA側といった図式が続いていました。
そんなこともあり、再びドラフト対象年齢を18歳に引き下げる動きも出ています。
NBAドラフト2022の指名順
The 2022 #NBADraftLottery presented by State Farm is complete. pic.twitter.com/NUlGiluyAN
— NBA (@NBA) May 18, 2022
NBAドラフト2022の指名順は以下の通りです。
順位 | チーム |
---|---|
1位 | オーランド・マジック |
2位 | オクラホマシティ・サンダー |
3位 | ヒューストン・ロケッツ |
4位 | サクラメント・キングス |
5位 | デトロイト・ピストンズ |
6位 | インディアナ・ペイサーズ |
7位 | ポートランド・トレイルブレイザーズ |
8位 | ニューオーリンズ・ペリカンズ (レイカーズから譲渡) |
9位 | サンアントニオ・スパーズ |
10位 | ワシントン・ウィザーズ |
11位 | ニューヨーク・ニックス |
12位 | オクラホマシティ・サンダー (クリッパーズから譲渡) |
13位 | シャーロット・ホーネッツ |
14位 | クリーブランド・キャバリアーズ |
オーランド・マジックが見事に1位指名権を獲得しました!
マジックはチームとして4度目の1位指名権を手にしたことになります。
過去3回は全て大物選手の獲得に成功しています。
1992年:シャキール・オニール
1993年:クリス・ウェバー(アンファニー“ペニー”ハーダウェイとトレード)
2004年:ドワイト・ハワード
近年低迷しているチームを救える選手の獲得ができるのかに注目です。
今ドラフトの注目選手は以下の選手!
チェット・ホルムグレン(ゴンザガ大学)
ジャバリ・スミス・ジュニア(オーバーン大学)
パオロ・バンケロ(デューク大学)
ジェイデン・アイビー(パデュー大学)
歴代NBAドラフト1位指名選手
Yao Ming:
-1st overall Draft pick in 2002
-8x All-Star
-5x All-NBA
-All-Rookie 1st Team (2003)
-Jersey retired by the @HoustonRocketsHappy birthday to the Hall of Famer. pic.twitter.com/Gp8UAaZJML
— NBA Draft (@NBADraft) 2018年9月12日
2000年代のNBAドラフト1位指名選手をご紹介します。
年 | 選手名 | 指名チーム |
---|---|---|
2021年 | ケイド・カニングハム | ピストンズ |
2020年 | アンソニー・エドワーズ | ウルブズ |
2019年 | ザイオン・ウィリアムソン | ペリカンズ |
2018年 | ディアンドレ・エイトン | サンズ |
2017年 | マーケル・フルツ | シクサーズ |
2016年 | ベン・シモンズ | シクサーズ |
2015年 | カール=アンソニー・タウンズ | ウルブズ |
2014年 | アンドリュー・ウィギンス | キャバリアーズ |
2013年 | アンソニー・ベネット | キャバリアーズ |
2012年 | アンソニー・デイビス | ペリカンズ |
2011年 | カイリー・アービング | キャバリアーズ |
2010年 | ジョン・ウォール | ウィザーズ |
2009年 | ブレイク・グリフィン | クリッパーズ |
2008年 | デリック・ローズ | ブルズ |
2007年 | グレッグ・オデン | ブレイザーズ |
2006年 | アンドレア・バルニャーニ | ラプターズ |
2005年 | アンドリュー・ボーガット | バックス |
2004年 | ドワイト・ハワード | マジック |
2003年 | レブロン・ジェームズ | キャバリアーズ |
2002年 | 姚明 | ロケッツ |
2001年 | クワミ・ブラウン | ウィザーズ |
2000年 | ケニオン・マーティン | ネッツ |
2022年の指名順位はどのようになるでしょうか?
NBAドラフト2022の放送・配信予定
NBAドラフト2022は「NBA Rakuten」が配信します。
朝8時30分から生配信されますよ!
解説者の記述がないので、現地映像をそのまま生配信する形となるでしょう。
配信された動画は見逃し配信もしてますので、リアルタイムで視聴できない方は見逃し配信で視聴することをおすすめします。
現在、NBAは楽天が独占放送権を取得している関係で、「NBA Rakuten」以外の場所で放送されることはまずないと思って大丈夫です。
どんな選手がどんな順位で指名されるか、そしてどのようなチームになるのかを想像しながら楽しみましょう!
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